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2025.09.02

【COMPLEX美容コラム】かゆみ・赤みは“炎症のサイン”─炎症はひとつの細胞からはじまる

【COMPLEX美容コラム】かゆみ・赤みは“炎症のサイン”──

肌が紫外線に触れた翌日、運動の後、夜更かしの朝…。
ふとした瞬間に「かゆい!」「赤みが気になる!」といった経験はありませんか?

──それは肌が出しているSOSであり、肌トラブルの入り口と捉えてください。
アトピーの方や、乾燥・敏感肌の方は特に、この赤みやかゆみのサインを見逃さず、早めに対処することが大切です。

すこし専門的な内容の記事になりますが、お肌をキレイにしていきたい方はぜひご覧ください♪


🔬 炎症が起きるメカニズム

   

乾燥や紫外線、摩擦などの外的刺激を受けると、炎症物質(ヒスタミンなど)が放出されます。
その結果、細胞に炎症反応が起こり、かゆみや赤みとして表面に現れます。

炎症はその細胞だけでなく、徐々に周囲の細胞へも広がっていくのが特徴です。

☆そのまま放置してしまうと…
・敏感肌や乾燥肌の慢性化(バリア機能不全)
・肌ダメージの蓄積によるシミ・色素沈着
・真皮へのダメージからしわ・たるみへ直結

つまり、かゆみや赤みは「未来の肌トラブルの入口」といえるのです。

背景には 角質層の水分保持力の低下 があり、
乾燥(角質間の隙間が広がる)こそが炎症を誘発する最大要因とされています。

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✨ その時に必要なのは、シンプルなケア!

こすらない ─ 摩擦は炎症をさらに悪化させます
“ゴールデンタイム保湿” ─ 入浴後すぐの保湿で水分蒸散を防ぐ
紫外線対策 ─ 曇りや室内でもUVは届きます
生活習慣 ─ 睡眠不足やストレスは炎症を助長します

小さな習慣の積み重ねが、肌の未来を大きく変えていきます。

炎症が続く場合は、まず クレンジング・洗顔・化粧水・乳液 といった基本のプロダクトが、自分の肌に合っているかを見直してみてください。

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💡 COMPLEXが大切にしていること

COMPLEXは、肌をただ「きれいに見せる」場所ではありません。
私たちが大切にしているのは、肌が本来持つ力を引き出し、育てていくことです。

・肌の小さなサインを見逃さず
・日々のケアに活かせる知識をお伝えし
・一人ひとりに寄り添ったお手入れを実践する

それは単なる施術ではなく、お客様と共に肌を育てていく場でありたいからです。

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✨ まとめ

かゆみや赤みは「一時的な不調」ではなく、炎症が始まっているサイン。
その小さなサインに気づき、日々のスキンケアに活かすことが、美しさを守る最短ルートです。

COMPLEXは、知識と体験の両面からお客様に価値を届け、安心して肌を任せられる存在であり続けます。
何かあれば、気軽にご相談ください♪

                                       

 

🔍 ここから先は、炎症を「どの段階で抑えるか」という、より専門的な視点をご紹介します。
スキンケア商品を選ぶときの参考にもなる内容ですので、よりディープな成分の話も記載しておきますね♪

 

炎症を抑える4つのアプローチ

① 肌内部に刺激の原因物質を侵入させない

バリア機能を整えることで、外的刺激の侵入を防ぎます。
👉 対策:日々の保湿、セラミド配合のスキンケア

エビデンス:
セラミドは角質層の主要な脂質で、乾燥肌・アトピー肌では減少が報告されています。セラミド配合スキンケアはバリア修復に有効とされています(British Journal of Dermatology, 2020)。

② 肌表面の細胞で「炎症物質を作らせない」

刺激を受けた肌表面の細胞から炎症性サイトカインやケモカインが放出されるのを抑えます。

👉 有効成分:

  • グリチルリチン酸ジカリウム

  • β-グリチルレチン酸

  • アラントイン

エビデンス:
グリチルリチン酸は、炎症性サイトカインの産生を抑制し、抗炎症作用を示すことが報告されています(PMC9025446)。

③ 炎症細胞の移動を抑える

炎症細胞が刺激部位に集まるのを防ぎます。

👉 有効成分:

  • ε-アミノカプロン酸

  • アラントイン

エビデンス:
ε-アミノカプロン酸は、プロテアーゼ阻害を介して炎症細胞の遊走を抑制し、酒さの治療にも有効とされています(PMC10452301)。

④ 炎症細胞で「炎症物質を作らせない」

集まった炎症細胞がヒスタミンやプラスミンを放出するのを抑えます。

👉 有効成分:

  • グリチルリチン酸ジカリウム(ヒスタミン抑制)

  • ε-アミノカプロン酸(プラスミン抑制)

  • ニコチン酸アミド(サイトカイン抑制)

エビデンス:
ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)はTNF-αやIL-1などの炎症性サイトカインを抑制し、皮膚の抗炎症効果を示すことが報告されています(PMC11047333)。


成分選びのヒント

「抗炎症成分入り」と書かれていても、どの段階に作用するかは成分によって異なります。

例:ε-アミノカプロン酸で効果を感じなかった方は、グリチルリチン酸ジカリウムやニコチン酸アミドを試すことで改善する場合があります。

自分の肌に合うアプローチを見つけることが、炎症をコントロールする近道です☆三

もちろん、今回ご紹介した抗炎症成分は、CPコスメティクスの主要プロダクトにも配合されています。
毎日のフェイシャルやスキンケアを通じて「炎症の4つの段階」に多角的にアプローチできる仕組みが、すでに整っているのでCPファンの皆様はご安心ください☆三

まだ暑い日が続きますが、水分補給と紫外線対策を忘れずに美肌作りを進めてまいりましょう♪
長文ご覧に頂きありがとうございました<m(__)m>

下関フェイシャルbyCOMPLEX

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